だいぶ寒くなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしですか。
私は卒論に向けてぼちぼちといろいろ進めています。
そういえばSplatoonをいろいろな事情で手に入れた*1ので、最近やってます。おかげで睡眠不足です。
そんなわけで本題行きましょう。
RubyWorld Conference
RubyWorld Conference2015に行ってきました。
13日は徳島に行かなければならない用事があったので、参加したのは1日目だけですが。
今年のテーマは「Rubyの多様性」ということで、Rubyの様々な利用法をや活用事例が紹介されました。
聞いた感覚としては、mrubyの話が多かったかな。
以下つらつらとまとめや感想を。
基調講演1
題目: セカンドシステムシンドローム
講演: まつもとゆきひろ
Matzによる基調講演でした。
ソフトウェアを作るのは難しいという話から始まりました。現在、ソフトウェアは明確な解を持たず、誰も何を作るべきかわからない状態である。開発を続けると、段々と古くなっていき、複雑になっていく。
そうすると、保守も困難になって、作り直したくなってしまう。この「作り直したくなる」というのがセカンドシステムシンドロームである。
この話はすごく身に覚えがある話だし、大学でもよく聞く話なので、なるほどなあと思いながら聞けました。
この症状のソフトウェア業界の例でPのつく言語2つ*2や、Rubyの話*3もでていておもしろかったです。
実際に作り直していく場合はどうするべきかという指針も出していて、今後の参考にしたいと思います。
A-5-1
題目: 非Railsアプリケーションのマルチデータベース対応と高速化の取り組み
講演: 冨田 昌宏 (株式会社富士通システムズ・イースト)
Rubyを使用したWebアプリケーションをマルチデータベース対応や高速化した話でした。
RoRが有名になる前に作られたアプリケーションで、色々としているとのこと。
Mysqlに対応した独自ORMをマルチに対応させるのに様々な苦労をしたらしい。
泥臭い作業をきちんと1つずつこなす重要性を確認できたとともに、データの重要性も再確認できました。
"推測するな、計測せよ"という言葉を何度も出していました。
A-5-3
題目: mruby組込みシステム開発の勘所~ETロボコンへのmruby適用事例~
講演: 三牧 弘司 (SCSK九州株式会社)
mrubyを使って、ETロボコンへ挑戦したという話でした。
もともとEV3マイコンにmrubyを乗っける話とかは聞いたことがあり、その当時はめちゃくちゃ遅いとの噂だったのですが、かなり早く動いていて驚きました。
私が所属しているサークルでもETロボコンに挑戦しているので、Rubyも使えるんだぞーとプッシュしてみようと思います。
A-5-4
題目: Building Ruby on Rails applications with the Taiwan Government 台湾官公庁におけるRuby on Railsを導入する事例
講演: Tsehau Chao (5xRuby Ltd)
台湾の官公庁にRoRアプリケーションを導入したという話。
どこの官公庁も似たような感じなんだなーと苦笑いしました。
この日の発表の中で、一番ネタを入れてきていました。
レセプション
まあぼちぼちとご挨拶して回りました。
その他
横誰か歩いてるなと思ったらMatzだった
— イカすけ (@naosuke2dx) 2015, 11月 12